「なんで立ってるんですか!すぐに座って下さい!!」と
ものすごい勢いで私に言った後、すぐに看護師さんを呼んで
「歩かせてはダメ!すぐに車椅子を!!」
と言って車椅子を持ってきて、私を座らせました。
先生が「すぐに病室に戻ってベットで寝て下さい」
と言ってナースステーションへ行ったのですが
突然の先生の行動に、私と看護師さんはさっぱりわからない状態で
ヘルニアなのになんだろう?と思いました。
病室に戻った後、入院に関する書類を書いて提出し
入院計画書を持ってきた看護師さんが一言
「大事になっていて、椎間板ヘルニアじゃないみたいです」
そこに書いてあったのは「病名 黄色靱帯骨化症」
椎間板ヘルニアではなく聞いたことがない病名が書いてありました
その下には
- 行動範囲 病室内
- 入浴 ☓
- 車椅子使用
基本はベット上、立つのは禁止
運が良く病室のとなりがトイレなのでトイレまでは車椅子での移動はOK
ただし必ず洋式で座って用を足す。
しばらく安静とのことでした。
夕方、夕食の後先生がやってきて改めて検査結果の説明ありました。
- CTの画像を再確認したら背骨の一部が骨化していて脊髄を圧迫している部分を見つける
- 特に5番目の背骨がひどく脊髄が断裂する寸前である
- 毎週金曜日に大学病院の脊椎専門の先生が来るので家族と一緒に説明する
- 市民病院では手術ができないので、手術だけ大学病院へ転院する
先生曰く、最初の診察のときに足が一瞬動かなくなると聞いたので
外来が終わった後にCTの画像を再確認したら背骨の異常を発見したそうで
再確認しなかったら腰のヘルニアの治療を進めていて下半身不随は確実。
危うく見逃すところだったそうです。
先生も再確認して良かったと言っていましたが
今もいつ脊髄が切れてもおかしくないので絶対に立たないでと念を押され
その日の説明は終わりました。
この日から長い入院生活がはじまります。